Loading

MENU

    TOP > 新着情報 > ブログ > 次世代の働き方とオフィスを考える_31 働き方と成果の関係

ブログ / / 1,149
PV

一覧を見る

次世代の働き方とオフィスを考える_31 働き方と成果の関係

次世代の働き方とオフィスを考える_31

働き方と成果の関係

本来仕事(作業ではなくて)って与えられたオフィスの中で時間的に拘束されることではないはずですよね。新入社員のころから残業代に対してずっと疑問に思っていました。だって、仕事ができない人が遅くまでかかってやってる方が給料が多いってなんで?って思ってましたので。

工場の流れ作業とかで、一応のことができれば生産性は同じって環境なら時間で給料を決めるのも納得です。でもクリエイティブな仕事とか営業の仕事などは、長く働いたからって成果が比例的に出るってもんじゃないですよね?

あと、会社員のころにとある先輩が言っていた言葉が忘れられません。「遠いところから通ってるやつが通勤交通費たくさんもらえるって意味わからん。そいつの成果には全く関係ないじゃん」。どこかのベンチャー会社が、会社から15分以内のところに住んだら住居費補助しますって制度設けてた記憶がありますが、こっちの方がとても納得感があります。だって、通勤で疲れ果てるよりも自分の時間を十分とれた方がパフォーマンスあがるし、何かの時にすぐ駆けつけられる方が会社も助かるので合理的です。

これは勝手な想像ですが、産業革命以来、工場で大量生産することが最大の生産性を発揮するって時代のジョーシキがいまの労働基準法の原点になってるからなんじゃないでしょうか?(違ってたらすいません・・)

資本家が用意した生産のための装置があって、労働者はそれをロボット的に動かすのが仕事なのであればその通りでしょうね。働かせすぎも、賃金を時間で払うのも理にかなってます。会社が用意した商品を機械的にセールスしてこいっていう仕事も拡大解釈すればそうかもしれません。

AIのイメージ今さら僕が言う話じゃないですが、工場労働的な仕事(作業)も、決まった商品をセールスする仕事も、ロボットやネット通販によってどんどん人がやらなくてもよくなってきていますよね。新しい価値とか楽しさを提供するとか、そういう創造性のない仕事はこの先どんどんなくなっていくんでしょう。

創造的な仕事をする人にとって時間給で規定されることってもはやナンセンスですし、最近になって政府のホワイトカラーの成果報酬推進って方針にも繋がってきているんでしょうね。

成果報酬の人にとっては、もはや決められた場所(オフィス)で座ってパソコンいじってることはあまり意味ないですし、時間も9時-5時である意味はないです。離島でリラックスしながら最高のパフォーマンスが出せるならそれが正解だし、1日3時間仕事してあとは好きなことしていてもいいわけです。

でも、成果が出ない人もいる。じゃあその人は最低賃金でもいいのか?って社会派やメディアが騒ぐから、エラーがでないための政策に落ち着きがちなのが今の日本だとすると、やっぱりエラーは出ないけどツマラナイ社会になっていっちゃう気がする。

格差社会歓迎、なのではなくて、時間を売る仕事と創造性で成果を提供する仕事をきちんと区別(差別ではない)して、それぞれに合った制度を設けるのが本当の働き改革じゃないかなって思います。あ、あくまで私見です。ツッコミはなしで笑

(石田)

タグ
関連記事