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まちづくりはビル再生から始まる_17 芸妓さんとまちのそぞろ歩き
まちづくりはビル再生から始まる_17
芸妓さんとまちのそぞろ歩き
先日、実家のある福井でとても官能的な体験をしました。
とある人のお誘いで、芸妓さんと一緒に福井のまち歩き。それだけでなんか普段と違う景色が見れそうじゃないですか?
福井市の駅前は地方都市の中でもかなり寂しい印象でした。かつて空襲や地震、水害などで街が何度も壊滅しているので、同じ時期にできた建物が多くてみんな同じ時期に建てられた古いものが目立ちます。加えてバイパス沿いに街の中心が移ってしまっているので、駅前商業地は空き店舗が目立ち人通りもまばらです。
そもそも福井に芸妓さんがいるということだけで嬉しい驚き!だったので、いそいそと集合場所にでかけていったのです。
福井にも芸妓さんの組合があるそうで、在籍は4人。かつての料亭街にも現役のお店があって、お座敷に呼ばれてお三味線なども披露しているそうです。
「この辺りは朝倉が滅ぼされた後に柴田勝家に呼ばれた商家が立ち並んでいたところなんです」
見ると、500年も続く塩や麹のお店が。今までなんで知らなかったんだろう?
お店のご主人にお店の由来をお聞きしつつ、麹で作ったほんのり甘くておいしい甘酒?をごちそうになりました。
「かつてこの辺は福井城の中でした」
「このお店は・・・」
など、改めて解説してもらいながらのそぞろ歩きは見慣れているはずなのにとっても新鮮。
「江戸末期に、アメリカ留学した福井藩の日下部太郎さんがお世話になったグリフィスさんって先生がいたんですが、福井にも1年ほど住んでらっしゃったんですよ。その時の家を復元した記念館ができたんです」
おお、この洋館はそうだったのか。と、おもむろに三味線を取り出して一曲ご披露いただきました。
最後は料亭にあがってお茶をご披露いただきました。お作法も何も知らずにカタくなってましたが、優しい手ほどきで楽しませていただきました。
芸妓さんとのそぞろ歩き、オススメですよ笑
(石田)