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成長する居抜きオフィス

こんにちは!テナワンの小林です。

今回は、弊社がサブリースしているビルに実際にご入居されているテナント様のオフィスをご紹介します。

ご紹介するのは、日本橋本町にある築60年を超える日本橋小楼ビルにご入居中の、株式会社吉デさんのオフィスです。

吉デさんの事業はデザイン事務所になりますが、最近は大阪の河内長野市の中の公園をやっていらっしゃるとのこと。

「公園をやっている」

という不思議なワードについて詳しくお聞きしたところ、子供たちが遊んだりベンチでお弁当を食べたり、近所の人がおしゃべりしているような、町の中にあるいわゆる公園を作ったとのことです。

もちろん公園だけで儲かるわけではないそうです。

でも、公園を作ったことをきっかけに、地元の自治体や企業だけでなく、東京からも興味を示す企業が現われ、本業のデザインの仕事に繋がる機会が格段に増えたとおっしゃっていました。

 

前置きが少し長くなりましたが、そんな吉デさんのオフィスの写真をご覧ください。


(入口の印象的なサイン)

 


(壁一面の横格子)

 


(緩く区切られたパーテーション)

 

吉デさんは、前のテナント様が使っていたオフィスをそのまま居抜きで引き継がれました。

実は4年程前に一度ご訪問した時に、入口のサイン、木製の横格子の棚など、一瞬で印象に残り、ずっと気になっていました。

そこで、今回は思い切ってお願いして、撮影の機会をいただきました。

 

最低限の内装からの居抜きを繰り返して成長する

このビルは、15年程前に弊社がビルオーナーさんから借り上げて転貸しています。

ビル全体がほぼ空室の状態が何年か続いた状態から、最低限の内装工事だけおこなって貸し出しました。


(内装工事前の様子)

 


(最初の内装工事後)

 

15年の間に何度かテナント様が入退去していますが、次の入居者も使ってくれそうな内装は残してもいいという契約にしていたので、居抜きオフィスとして内装が受け継がれています。


(前のご入居者の残した内装)

 

過去の画像を探していると、素敵な内装が徐々に増えていき、今のオフィスに至った様子を知った時、これまでご入居されてきたテナント様にも見てもらうことができたらいいなあと思いながら、感慨深いものがありました。

オフィスを探している方にとって、セットアップオフィスは入居後のイメージをしやすく、入居時の費用を抑えられるメリットがあります。

一方で、解約時の原状回復についてトラブルが起きやすいというデメリットもあります。

ビルオーナーにとって居抜きは、次の入居者募集をするときに、業種やお客様の層の範囲を狭めてしまうリスクがあるので、やはり原状に戻すのが無難と考える方も多くいらっしゃいます。

お互いのリスクを理解した上で、環境にも優しい居抜きオフィス文化がもっと広がるといいですね。

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