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まちづくりはビル再生から始まる_54 ネクタイと組織に縛られない
まちづくりはビル再生から始まる_54
ネクタイと組織に縛られない
「次世代オフィスと働き方の変化」のついてのイベントで冒頭みなさんにお伝えした問題提起のつづき
(最初から読みたい方はコチラ)
(イベントの様子はFACEBOOKのイベントページで)
会社や組織ではなく仕事と契約し、目標に応じて働く場所、時間、働く相手を自分で選びたい人達をモチベートする、そんな環境を実現できる仕掛けが満載のバショ。
次世代のオフィスは「ネクタイと組織に縛られない働き方にあった、創造的で居心地のいい仕事の場所」だと定義すると随分しっくりきます。
いろいろググってみると、「次世代オフィス」ってテーマでいろんな人がいろんな解釈をしていることがわかります。
が、ちゃんと定義されたものは今のところありません。
時には建築的なスペックや一人当たりの生産性などで語られることもあるようですが、ここではそういうことではなく、もっと広い意味で考えてみたいと思います。
オフィスとは働く環境の総称であり、単に壁と天井で区切られた空間である「事務所」を意味しません。そもそもジムショってなんだ?事務をするトコロって聞くだけでとっても萎える言葉・・・。
そもそも会社に一生を捧げなくても、もはや強みのある分野で自力で生きていける時代。むしろ会社員でいることもリスクだってことはとっくに常識です。
次世代な人のための次世代なオフィス、それは少なくとも四角い壁と天井と蛍光灯の白い箱ではないでしょうね。
最近の僕らの調査でもそれを裏付ける結果が出ています。
立地と広さと相場とスペックじゃなくて、眺めや気持ちよさや面白いかどうか、感情で選ばせるオフィス探しのサイトがとても存在感を増してきています。(過去記事参照)
最近の調査で特徴的だったのは、従来のスペック情報で選ばせるサイトに交じって、スペックとは無関係に「感情で選ばせる」仲介サイトが上位に食い込んできているという点です。
この「感情で選ばせる」仲介サイトというのは、スペックの代わりに「天井が高い」とか「倉庫っぽい」とか「ビューが素晴らしい」など、いかにステキか?というポイントから物件を紹介しているものです。
こうした「感情で選ばせる」ネット仲介サイトが、Google検索で上位に表示されてくるようになりました。
これは、オフィスを探すテナントがオフィスに求めるものが変化してきている証拠です。
(石田)