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まちづくりはビル再生から始まる_47 身近な働き方の達人たち2
まちづくりはビル再生から始まる_47
身近な働き方の達人たち2
「次世代オフィスと働き方の変化」のついてのイベントで冒頭みなさんにお伝えした問題提起のつづき
(最初から読みたい方はコチラ)
(イベントの様子はFACEBOOKのイベントページで)
とあるネット通販の最大手企業に勤務している友人は、ネットで販売する商品を買い付けるのが主な業務なので、全国どこにでも出かけていきます。
最近では日本の伝統工芸品を買い付けるために現地の職人や卸業者を訪ね歩き、半分は東京にいません。
ちなみにそんな彼の趣味はマラソン。ほうぼうの大会に出場し、昨年はなんと1週間砂漠を走り続ける超過酷なレースまで完走したツワモノです。(それでよくサラリーマンやってるなあ・・・)
一方、アーティストのためのシェアアトリエを一緒に運営している、自らもアーティストなパートナーは、国宝級の職人を訪ね歩いてリスト化し、全国のトップクラスの工芸品をセレクトして提供するプロジェクトを進めています。
彼らがデザインしたものを地方の腕利きの職人がカタチにして作り上げていく。これまで職人の世界はきた仕事を黙々とこなすか、デザインも制作も販売も自分一人で行うか、しかありませんでした(他には卸会社に売ってもらうくらい)。
デザイナー、職人、プロモーターが場所に関係なく協業できれば、伝統工芸技法を使った今までに見たこともない新しいモノが産みだされ、世界に広めることもできます。
この彼とさっきのネット流通の友人とは、デザインは東京のアーティスト、制作は地方の腕のたつ職人、PRと販売は東京、さらにはネットを通じて海外へ、という企みを密かに進めていて、お互い決まった場所にいないはずなのに、そういった面白い企画をメールやフィスブックでやりとりしつつ、たまに顔を合わせて打ち合わせ、日々進んでいます。
彼らの例も、物理的な制約をムシした取組ですが、実力と企画力さえあれば大手との取組も、世界に向けた販売もできちゃう、そんなことを証明しています。
(石田)