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まちづくりはビル再生から始まる_31 理想のオフィスは自分で作れ。新しいプレーヤーの登場。その1


まちづくりはビル再生から始まる_31

理想のオフィスは自分で作れ。新しいプレーヤーの登場。その1

 

様々な業界で起きている新プレーヤーの登場。

誰もいない公園 誰もいない公園

先日、都市公園に詳しい先生とお話をする機会があり、こんなことを言っていました。「公園の規則を厳しくするほど誰も使わなくなる。」最近の公園は、キャッチボール禁止、サッカー等球技禁止、BBQ禁止、禁止、禁止とやれることの方が少ないくらいです。また、かつて私たちが遊んでいたような遊具は次々に撤去されています。回転ジャングルジムや箱ブランコのような動く遊具は事故が起きるたびに撤去されており、ブランコあたりもそろそろ危ないかもしれません。なぜ撤去されているかといえば、事故によるクレームを行政側が受けるためであり、今や行政マンはクレーム対策で頭がいっぱいなんだとか。散歩くらいしかできない公園はやがて無人化し、雑草も生えてくる始末。

プレイパークが人気 プレイパークが人気

一方で、賑やかな公園的スペースもあります。プレイパークという場所が、各地に増えてきました。ボランティアで運営されることが多く、民有地であることも珍しくありません。公園のような規則はほとんどなく、ターザンロープや火遊びなど、行政マンが卒倒するような遊びもできます。危険はないのかといえば、プレイリーダーという管理者が子供たちを見ており、極度の危険は回避されます。(擦り傷、切り傷などのケガはしょっちゅうのようですが。)

面白いのは、公共施設で禁止されていることを民有地でやっており、数億円かけて作った公園よりも、数十万で運営されているプレイパークの方が人気があるということです。

オフィスでも起きているプレイヤーの交代。

当社で関わったビルでも最近似たようなことがありました。

その名は「Lowp」。市ヶ谷で相談を受けていた一棟空ビルで、一棟で借りていた方が退去した内装スケルトンのビルでした。しばらく空室が続きましたが、ある時、今までなかったような話が舞い込みました。

「数千万かけてもいいから一棟借りて改修したい。」

始めはお店でも始めるのかと思っていましたが、自分のオフィスを移転したいとのこと。実際に竣工後のオープニングパーティを見に行って納得しました。Lowpはこんな構成です。

5F    自社オフィス

4~2F シェアオフィス

1F     シェアキッチン

B1F      シェアガレージ(工房)

Lowpのシェアガレージ Lowpのシェアガレージ

運営者は5Fのテナントで、B1F〜4Fまでのシェアスペースをサブリースしています。シェアオフィス運営者物件探しをしていることは今までもありましたが、このLowpは広告企画やモデルエージェンシーなどをしている会社です。いったいどういうことなのでしょうか?[つづく]

(山田)

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