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まちづくりはビル再生から始まる_30 屋上フィットネスいいじゃない!
まちづくりはビル再生から始まる_30
屋上フィットネスいいじゃない!
オフィスビルでフィットネス?リフレッシュスペースはもう古い。ビルを盛り上げる新たなアイテム。
使われないリフレッシュスペースの悩み。
先日、某社のオフィス家具のショールームを見てきました。ショールームといっても家具がきれいに並んでいるだけのスペースではありません。その会社は自社の事務所をそっくりそのままショールームにしています。オフィス内に様々な仕掛けがあり、実際に働いている姿を見せることで、使いやすさをアピールするというわけ。今、流行りのリフレッシュスペースのアイテムも充実。ソファーやカフェのようなカウンターなど様々な商品が見れました。
誰もいないリフレッシュスペース
担当者に「最近の企業の相談は何か。」と問うと意外な答えが。。。「せっかくお金をかけて作ったリフレッシュルームを社員が使ってくれない。」というものでした。企業にとっては、社員の福利厚生、働きやすさや効率性を求めてつくったリフレッシュルームですが、日本人は真面目なので、どうしても「サボリ」を意識してしまうとのこと。上司が働いている中、机を離れてリフレッシュルームでコーヒー、なんてとんでもないようです。
使われない屋上ウッドデッキ
屋上は意外と使われない
私が企画したビルで屋上を有効活用し、ウッドデッキを敷いたことが何回かあります。風通しが良く、日当たりの良い屋上はリフレッシュには最適。春や秋にはお弁当を屋上で食べたり、夕方にはビール飲むのもいいですよね。
しかし、実態としてはすごく稼働が高いわけではありません。テナントさんの中には、屋上にケータリングを持ち込んでパーティをしたり、という方もいますが年に何度もあることではありません。屋上は特別用事がないとわざわざ足を向けない場所のようです。
屋上フィットネスで気分爽快。
屋上でヨガ
先日、あるビルオーナーとお話していたら、今度自分のビルの屋上でヨガ教室を始めたとのこと。なんでもイギリス帰りのテナントさんからインストラクターの方を紹介されたそうなんですが、イギリスではRooftop Fitnessとして流行っているんだとか。日本でもオフィスに入りこんで商売するビジネスモデルはあります。オフィスに健康飲料を売りにくるヤク〇トの女性販売員や昼時に廊下で弁当を広げ売る人、グ〇コのお菓子など食品関係が多いですよね。Rooftop Fitnessも同様で、夕方時になるとオフィスに現れ、「今から屋上でヨガやる人~?」という感じで参加者を募ります。そのまま参加費を集め、屋上でヨガ教室がはじまるというわけ。実践しているオーナーによれば、入居者同士のコミュニケーションになり、ビル内の関係も良くなるそうです。
夕暮れの屋上でのヨガは気持ち良いらしく、仕事の能率があがるようです。(寝つきも良くなりそう)このようにフリーのインストラクターは様々な場所が教室になるようで、公園の芝生の上での開催もしばしば。公園や屋上でのジムメニューを開発する協会もあるそうで、多くのインストラクターが加盟しているそうです。
率先して共用部を使ってもらうことで、ビルに活気が出ますよね。あなたのビルでもフィットネスいかがですか?
(山田)