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まちづくりはビル再生から始まる_15 まちのお宝探し
まちづくりはビル再生から始まる_15
まちのお宝探し
2回にわたってまちの魅力を官能的に解釈することを書きましたが、全国で開かれているリノベーションスクールでも「まちのトレジャーハンティング(お宝探し)」として同様の手法がとられていますね。
いろいろとコツがあるそうですが、自分的にはこんなポイントで街を探検するようにしています。
まず、歩く。でも自転車の場合も多いです。行動範囲が広がりますから。気になった路地とかお店とか、感覚のままに歩いてます。
例えばこれはよく行く有楽町の路地ウラ。
銀座と隣り合ってるのにちょっと入れば路上にはみ出してみんな飲んでます(笑
高架下にもお店がいっぱいで見てるだけでも楽しいですよね。
なぜかこういう感じの雰囲気が大好きで、むかしからしょっちゅう飲んでました。
中に混じって飲むと風景が違って見えるんですよねぇ。
Sensuous City[官能都市]に出てくる官能度指標でも、「馴染みの飲み屋で店主や常連客と盛り上がった」とか、活気ある街の喧騒を心地よく感じた」なんて項目がありますので、ナルホドなっとくです。
歩く時も、できればそのまちに詳しい人と一緒だとさらに楽しさUP。まちの由来や昔はココはこうだった、みたいなことを普通に教えてもらえますし、流行ってるお店を教えてもらったり、商店街のオヤジさんと気軽に話せたり。「買い物途中で店の人や他の客と会話を楽しんだ」という官能度に当てはまります。
ちなみに、よく古地図を見ながら歩いたりもします。「ココはナントカさまのお屋敷だったのね」とか、「お、江戸時代から道が全く変わってない!」などの発見があります。「街の風景をゆっくり眺めた」の実践です。特に歴史ネタは人と話してても盛り上がりますよね。
自転車でブラブラする時は、いままで通ったことのない道を見つけると必ず通るようにしています。コレ、必ず発見がありますのでオススメです。なんか気になる建物やお店を見つけたり、意外なところへの抜け道だったり。「遠回り、寄り道していつもは歩かない道を歩いた」ってことになります。
(石田)