まちづくりはビル再生から始まる_12
路上でキスできるまちって官能的！

官能度を共通指標にしたまちづくりと不動産再生。
（Sensuous City[官能都市]）

HOMES総研さんによると今後定期的な調査ランキングはいまのところ予定していないとのことですが、ランキングに一喜一憂するというよりも、こういうユニークな住んでいる人目線で見ることの面白さを提示してくれたという点に注目すべきだと思います。

全国134都市を対象にしている子の調査、全国トップは東京都文京区ですが、実は8位に金沢市、11位に静岡市、14位に盛岡市が入っています（渋谷区や京都市より上です）。

決して大都市だから、観光都市だから上位に来るわけではありません。
例えば仙台(18位)と盛岡市ではかたや人口108万人の政令指定都市、かたや29万人の典型的な地方都市です。でも、住んでいる人たちが街を楽しんでいれば官能度が上がるわけです。

この官能度指標をテーマとして、まちづくりを考えたらどうなるでしょうか？

例えば、住民主導で公園のゴミ拾いをした後にBBQを楽しもう、という企画が盛り上がれば、共同体「ボランティアやチャリティに参加した」が上がり、並木道の街灯を雰囲気たっぷりのものにしてちょうど暗がりにベンチを配置したら、ロマンス「路上でキスした」が上がるかもしれません！

不動産再生にしても、共用部を解放して面白い人に話してもらうセミナーができれば、機会「刺激的で面白い人たちが集まる・・・」や、地元の食材でこだわった料理を出す飲食テナントさんに入ってもらえば、食文化「地元で採れる食材を使った料理を食べた」がアップして、不動産もまちも官能度が上がる、というワケです。

なんかテンション上がってこないですか？(笑
（石田）