中小ビル100の物語 / / 2484
PV
#68
プチリノベ事例「照明をうまく使う」
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ビル再生100の物語_68 プチリノベ事例「照明をうまく使う」
「オーナー必勝!プチリノベ事例紹介その2」
「プチリノベ」とは、お金をかけすぎずにポイントだけをおさえた改装のことです。
テナント募集に効果的で、商品力を上げられるようなデザインや演出を考えた改装をコストを抑えて行うところが単なるリフォームとは違う点です。
ポイントの2つめ、「照明をうまく使う」
前回のポイントとして、「カラーデザイン」でお金をかけずに印象をガラッと変える事例をお話ししました。これに照明を加えるとさらに全然違うお部屋に演出できます。
写真の例は、どうせ原状回復するならちょっと手を加えましょう、とお話ししてやってもらった事例です。
まるで違いますよね。
カラーデザインとしては、柱型が目立たないように、床カーペットの壁際と中央部分で色を変えています。
また、奥の壁は思い切って黒の黒板塗装になっています。チョークで好きに書き込めます。これは見た目の印象に加えて、カフェのメニュー掲示板のようにメッセージを書き込めるようにとの工夫です。
小さい会社は打合せスペースが満足にとれませんのでこういう遊び心のある仕掛けは喜ばれます。
照明を組み合わせると雰囲気が一気に変わります。天井の蛍光灯に加えて、壁際にライティングレール(ペンダント照明を自由に取り付けられる照明用のレール)を設置して、壁際にスポットをあてました。
このライティングレール、カフェでよく使っているものですが高価なものではありません。安い投資で印象を全然違うものにできますのでオススメです。
※「ダメビルのトリセツ」は、 「週刊ビル経営」さんの紙面上で連載していた企画です。
新しい話や事例も少し入れていこうかなと思っていますので、本誌をご覧になった方もぜひ。
※「ダメビル」とは、「ボロビル」と違って、立地もスペックも悪くないのに、なぜかテナントが埋まらないダメなビルのことです。
人のビルをダメ呼ばわりするお話で大変失礼いたします。。(先に謝ります・・すみません)