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中小ビル100の物語 / / 1303
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#67

オーナー必勝!プチリノベ事例紹介

「ダメビルのトリセツ」を最初から読みたい方はコチラ

ビル再生100の物語_67 オーナー必勝!プチリノベ事例紹介


前回までに、「ダメビル治療3つの処方箋」として最低限の清潔感や応対・接客のポイント、それに内見客の印象を上げるプチリノベについてお話ししました。

今回からは、このプチリノベを具体的にどうやっていけばいいのか?をご説明します。
「プチリノベ」とは、お金をかけすぎずにポイントだけをおさえた改装のことです。

リフォームではなく、プチ(小さい)リノベ-ションと言っているのは、単にこれまでの内装をやりかえるのではなく、はっきりと商品力を上げられるようにデザインや演出を考えた改装をコストを抑えて行う点で、リフォームとは違うからです。

何度も申し上げますが、印象をよくすることとテナントに気に入ってもらうことが大事です。ビシっと新築そっくりさんとか、雑誌に出ちゃうようなオシャレリノベーションとか、もちろんお金かけてできればそれに越したことないです。

でもお金かかりますよね。

ご紹介する事例は、どれも大してお金かかっていません。

どれもできるだけかけないで、テナントを決める最低限を目指したものばかりです。

テナントを決めるためですから、「余裕がない」とか、「テナントが決まったらやるよ」というのは順番が完全に逆です。むしろ、テナントが決まって余裕が出てきたら新築そっくりさんレベルを検討いただければと思います。

事例のご紹介の前に、このプチリノベのコツを少し

一つ目は「カラーデザイン」。次に「照明をうまく使う」。それと「水回りの印象をあげる」。最後に「一点豪華を作る」です。




まず「カラーコーディネート」です。建物の中にはよく見ると実にいろいろな色が使われています。

壁、天井、床、扉、巾木、ブラインド、それぞれバラバラだとなんかダサい印象です。

これらの色をちゃんとデザインして、全体の色を3色以内に統一することがポイントです。写真の事例は、部屋の分電盤の色を壁の色に統一しただけですが、これだけでもずいぶんとすっきりして見えます。

さらに部屋の余計な色を白に統一して、一部分だけアクセントカラーを採用した例です。





これは写真映えしますので募集資料で目を引きます。ちょっと高等テクニックですが、デザイナーにちゃんと計画してもらえば色だけですので大してお金はかかりません。

(石田)

※「ダメビルのトリセツ」は、 「週刊ビル経営」さんの紙面上で連載していた企画です。
新しい話や事例も少し入れていこうかなと思っていますので、本誌をご覧になった方もぜひ。

※「ダメビル」とは、「ボロビル」と違って、立地もスペックも悪くないのに、なぜかテナントが埋まらないダメなビルのことです。
人のビルをダメ呼ばわりするお話で大変失礼いたします。。(先に謝ります・・すみません)

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