中小ビル100の物語 / / 2811
PV
#49
募集資料ひとつでこんなに変わる!
資料に載せたい物件のウリの見つけ方のお話です。
ビル再生100の物語_49 募集資料ひとつでこんなに変わる!
物件情報のチラシってイマイチだと思いませんか?
どれも建物のスペックと図面、賃料などの「情報」が書いてあるものばっかりで。
「眺望良好!」とか「〇〇駅至近」と文字で書かかれているものもありますが;どうもイメージがわきません。
テナントさんはすごいたくさんの物件情報を見ています。
実際がどれだけ魅力的な物件でも、チラシがダサいと見る気もしません。
自分のビルが「見る気もしない」資料でテナント募集されていたとしたら、あまりにも残念じゃないですか?
例えば、こんな景色が見れる物件がありました。
アピールしないと損です!
でも、もともとのチラシはビルの外観写真と図面だけ。これってあまりにも損だと思いませんか?
このビル、駅からも近くないし建物も普通で、人気がいまひとつだったのですが、眺望の写真を一番大きくした資料にしてから問い合わせの数がウナギ上りになりました。
自分のビルにはそんな都合のいい特徴なんてない?
そんなことはありません。ちゃんと見直せば、実はいろいろウリになるポイントは見つかるもんです。
ちょっとしたコツをお話しします。
パターン1:屋上とかバルコニー
管理上、屋上を立ち入り禁止にしている物件が多いと思いますが、これはもったいないです。
(参照記事:物語2/屋上ってスバラシイ)
オフィスの屋上で気晴らしできる場所があるなんてステキですよね?
パターン2:天井が高い
天井の高さが高いというのもすごくアピールしたいポイントです。
(参照記事:物語4/普通じゃないので使い方を絞ってみました)
実際の現場での解放感は何とも言えないものがありますよね。
パターン3:近くにステキな公園やカフェがある
建物に特徴がなくても、あきらめないでビルの周辺に注目してみてください。
近くのカフェマップやランチマップを作ったらテナントさんに楽しんでもらえます。
(参考記事:物語8/ランチマップはテナント募集に効果的)
パターン5:地域の歴史に注目する
古地図を見てみると、ビルの近くに有名な大名の御屋敷があった、なんてことがあります。地域の歴史を調べてみると、地名の由来や近所の神社の由来がわかったり、お祭りのことだって初めての人にとっては教えてもらうと楽しいものです。そういうことも募集資料に一言書いてあると読み物としても楽しめますし、印象に残るポイントになります。
(石田)
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