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まちづくりはビル再生から始まる_57 イマドキ的オフィス使いこなし
まちづくりはビル再生から始まる_57
イマドキ的オフィス使いこなし
「次世代オフィスと働き方の変化」のついてのイベントで冒頭みなさんにお伝えした問題提起のつづき
(最初から読みたい方はコチラ)
(イベントの様子はFACEBOOKのイベントページで)
次世代な人たちの働き方、オフィスの使いこなし方の実例をいくつか紹介します。
1階がカフェでしょっちゅうテナントやオーナーがイベントやってる。でも遊んでるようで、そこでの出会いから次の仕事になったり、一緒に働くようになったり、仕事と遊びが曖昧だけど役にたってる。夕方誰かが店先で飲んでて「おーい、ちょっと面白いやつ紹介するよ」ってことも当たり前な日常。
オフィスってそのうちいらなくなっちゃうのかも?
これは、外で仕事するときによく行くとあるカフェ(というか、仕事版ネットカフェ?)です。
平日の日中からほとんどの席が埋まっています。営業マンが喫茶店でさぼってる光景は昔からよく見ましたが、ここはそうではないんです。
みんなノートPCを持ち込んで仕事してます。
お店の中はWifiが無料で使えて、全席PC用のコンセントがあります。飲物は飲み放題。システムはネットカフェとほぼ同じ。
コピー機もあれば会議室もあって、仕事環境としては実に快適です。
当社のシェアアトリエ、itadaki BLDGの一階は座席フリーのワークスペースになっているのですが、こちらもみなさん自由に仕事されています。
自分でもよく使うのですが、オープンエアーで天井が高くて開放的、アート作品があちこちに飾られていて考え事をするのには堅苦しいオフィスよりよっぽどはかどります。
どうせならってことで、今度ここをカフェにしちゃうことにしました。
(10/15土曜にオープニングイベントやります!)
そうした方が近所の人など入居者以外の人も入ってきやすくなるから。
合言葉は「ビルを公園のような場所にしちゃえ」です。
入居者さんの個別ブースもみんな好き勝手に装飾して楽しい空間に。でも入居者同士の忘年会や英会話教室など、みなさん仲良くやっています。
小規模なオフィスのリーシングをしていると、
よく「仕事仲間と一緒に借りてもいいですか?」と聞かれることがあります。
設計事務所同士や工務店とオフィスをシェアしているケースはいくつもあります。意匠系と構造事務所などは仕事上相性もいいですし、材料のサンプルの置場がバカにならないのでシェアできるとスペースもかなりオトクですよね。
他にも、「今は個人事業なのでカフェで仕事してます」というWEB制作やプログラマーの人たちが仕事が軌道に乗ってきたのでシェアでオフィスを借りたいって話も珍しくありません。
オフィスがなくなるって話は極端だとしても、小規模なオフィスが実は仕事ができるカフェと競合しているっていう事実は今後の動向を考えるうえで見逃せない現象だと思いませんか?
(石田)