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まちづくりはビル再生から始まる_35 福井がアツイっす
まちづくりはビル再生から始まる_35
福井がアツイっす
ここのところ福井駅前の古ビル再生案件のために地元福井に毎月行っています。
以前も書きましたが、福井市は人口26万人の地方都市で、全国で4番目に人の少ない県庁所在地です。
典型的にドーナツ化していて、周辺バイパス沿いに商業集積していて駅前は実に閑散としています。この点、北陸新幹線で沸くオトナリ金沢とはえらい違いです。
でもここ1,2年ほど福井駅前を盛り上げよう!とがんばっている面白い人たちが増えて、それぞれに活動している人たちが横の連携を取るようにもなってきています。
例えば、駅前の空き店舗に、美をテーマにしたお店をオープンさせる活動をやっている「美のまち福井」は、昨年31店舗も新規店オープンをプロデュースしましした。
おかげで以前の寂しい感じがずいぶんなくなりました。
他にも、戦後のドヤ街跡から続く「新栄商店街」の中の何店舗かが連携して、駐車場で休日にイベントやったり。
ただの駐車場だと何の魅力もないですが、青空店舗や屋台が出たりすると、途端に楽しい雰囲気に。
GWも商店街が力を入れたイベントをやっていました。今年は浅草のサンバチームを招いて駅前を練り歩いたんですが、僕も関わっている再生ビルのカフェ前までわざわざ寄ってくれました。
実は、イベントの主催の人にお願いしたら「お店の前までまわるよ。任せとき!」とコース変更して来てくれたんです。商店会長も応援に来てくれたり、他のイベントやってる人たち同士がお互いのところを盛り上げに行ったり。
福井は人口が少ない反面、とても人の距離感が近くて都会だと見るだけに終わるイベントも、自分事にできてしまうところが素晴らしい(笑
6月には、こうした駅前盛り上げ系な人たちが100人以上も集まって大BBQ大会が開催されました。
このBBQ、地元新聞にも掲載されるほどの熱狂ぶり。
全員が「次はこんなことやりたい」ってアイデアを持ち寄って発表することが参加の条件?で、たった数時間で会いたかった人に会えたり、次のたくらみの話で盛り上がったりと、とても充実したBBQでした。(おかげで飲んでばかりで肉全然食べ忘れてた・・)
こういう雰囲気が醸成されるのって大事ですよね。
あちこちの地方都市行っていて思うのですが、住んでいる人たちが地元を楽しんでる雰囲気が、まちの魅力を作ってるんだとつくづく感じます。
だって楽しそうだと仲間に入りたいって思いますよね?
急に観光客増やそうってナントカ記念館作ったり、デカいお店作るよりよっぽどステキだし、おカネかけずに自分たちも楽しめます。
高校卒業して東京出て以来、地元福井で新しい友達ってほぼできませんでしたが、この1年半で100人以上も知合いできてホント楽しんでます(笑
(でもやっぱり福井でも悪いことはつくづくできないよな~)
(石田)