中小ビル100の物語 / / 1851
PV
#15
知られざるグリーンの費用対効果
ビル再生100の物語_15 知られざるグリーンの費用対効果
内装工事はすぐ数十万という単位になり、うちには無理、というオーナーさんもいらっしゃいます。数千円からできるさわやかなイメチェンを紹介。
本物件は、桜並木のきれいな通りに面しており、街路樹の緑がちょうど目に飛び込んでくる高さに3Fのバルコニーがあります。
セットバック部分なので、ルーフバルコニーが20㎡弱もあり、居室以上に魅力があります。
ただ、その使い道をお客様に想像させるには、春の桜か、秋の紅葉を待たなければはっきりとしたアピールはできません。
せいぜい煙草スペースをアピールするので精一杯です。
バルコニーの使い道として、グリーンとテーブルで素敵なアウトドア会議スペースというのはどうでしょう。
桜や紅葉の季節以外もアピールできるようにグリーンも置いてみました。
これでもう、煙草くらいしか使い道がないなんて言わせません。
ただ一鉢2〜3万円で三鉢そろえると10万近い金額に。また誰が水をあげるか、メンテナンスが気になるところです。
でもリースなら月に3,000円(1鉢)弱で借りることができ、いつでも青々としたグリーンを楽しめます。
この物件の事例だと内見用のディスプレイ用に空室期間だけリースしているので、成約時はテナントの希望がなければ撤去予定でリスクも短期間ですみます。
またエントランスやEVホールなど共用部のちょっとしたイメージアップにも有効で、ちょっとした高級感すら出ます。
数十万のリニューアルはとてもできない、なんて方には、まずグリーンを置いてみることはお勧めです。