中小ビル100の物語 / / 1812
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#3.夜の内覧会は妖しく大盛況
テナワンでは、これまで多くのビルの空室対策や賃貸運営を行ってきました。
それぞれのビルたちが様々な問題を抱えていました。
古いまま貸そうとしてうまくいってなかったり、
昔からの付合いの仲介会社だけにテナント募集をお願いしていてあまり知られてなかったり、
せっかくいい「ウリ」のポイントがあるのにうまく伝わってなかったり、
入居者の滞納が長引いてトラブルになっていたり、
突然空調機が壊れてどうしていいか困っていたり、
それぞれの問題を解決してきたビル再生の事例を「100の物語」としてこれから公開していきます。
ビル再生100の物語_3 夜の内覧会は妖しく大盛況
西麻布の築古小型ビルのテナント募集をしていたの話です。
西麻布といえば、六本木に隣接するちょっとオトナな夜の街のイメージです。
でも、オフィスのテナント募集には、
「ちょっと駅から遠いんだよね」とか、
「夜のイメージが強くて、、、」など、
お隣の六本木や青山と比べるとちょっと苦労する一面もあります。
でも悩んでいても仕方ないですし、街のイメージはそうそう変えられませんので、
「西麻布って街が好きな人も必ずいる。街のファンはやっぱり夜が好きなのでは?」
と開き直って、
「じゃあ、内覧会も夜にやろうよ」という企画が飛び出ました(笑
空室部分に映写アーティストの作品をセットしてもらい、お酒なんかも出しちゃって思い切り夜の西麻布の雰囲気の中で内覧会をやってみたらどうだろう?
準備を進める中、そうはいってもホントにお客さんが来るのかドキドキでした。
結果は大盛況。
用意したお酒もすぐに無くなって慌てる一面も。
夜は映像が映えます。
意外な効果で、「これがいつものビル?」と見まごうばかりです。
結果的には、バーを出したいオーナーが気に入ってくれました。
オフィスからバーに転用して使っていただいています。
(石田)