中小ビル100の物語 / / 2774
PV
#14
給湯室の格安リニューアル
ビル再生100の物語_14 給湯室の格安リニューアル
オフィスの改修で費用がかさむのが水周り。
とくに給湯室はどうしても後回しになってしまいます。リーズナブルに清潔感を出す方法はないのでしょうか。
昭和40年代に新築された本物件。
古びたキッチンは建物の古さを際立たせ、タイル目地の汚れも不潔な印象を与えます。
タイル、キッチン、床の統一感がないので、内見時に印象に残りにくい仕様でした。
また最近では内見に女子社員を連れて回る社長もいるので、毎日利用する女子社員は自分が使う身になって考えます。
ここでお茶くみするのか、と思ったとき、あとで印象はどうだった?と聞かれると前向きには言えないかもしれません。
そこで高額なキッチン交換は避け、ローコストなリニューアルを目指しました。
貼り換えると高額なタイルは下地処理の上、白く塗装。
床材は旧シートの上に新しいシートを上貼りしました。
古めかしい色の面材は、木目調(ベニヤを塗装)の面材を貼り、取っ手を交換してイメージチェンジ。
通常数十万規模のリニューアルが15万以下でイメチェン完了です。
古い瞬間湯沸かし器はそのままですが、タイルが白くなったせいか目立たなくなりました。
これでOLの心もつかめるか!?