中小ビル100の物語 / / 1646
PV
#12
写真映えのするアクセントウォールはツカエます
色調の統一とアクセントウォールでインパクトと写真映えの一挙両得になった例です。
ビル再生100の物語_12 カラーデザインで部屋が生まれかわった事例
もともと住宅だった部分をオフィスに転用した物件でした。
なので、いろいろと当時の名残が歴史とともに残っています。
例えば、奥の壁は昔和室だったころの長押(なげし)の名残が。
右奥の玄関わきにもかつての下足入れがあります。
これはかつてユニットバスが収まっていた空間。
ミニ倉庫として活用していました。
これらを低予算でステキな感じに仕上げるにはいくつかポイントがあります。
まず、使う色を統一(3色以内がベスト)して、すっきりした空間にすること、
目を引くポイントを作ること、それと照明の使い方です。
これらをうまくデザインすれば、「単に古くて安い」物件から脱皮できます。
今回の場合は、まず全体を白に統一。これは幅木やサッシ回りのフチ、微妙に色の違う扉なども含めてです。
それと、インパクトのあるアクセントウォールを配置です。
これは、かつての間取りの関係でどうしても部屋の中央部にユニットバスやトイレなどの水回りの壁が残ってしまうので、だったらいっそのこと目立たせてアクセントにしてしまえ、という発想でした。
白の空間にコルクの壁が。存在感ありますがジャマではありません。
メモを貼っておくなど、スモールビジネスに喜ばれます。
ここまで思い切ると、募集資料に載せる写真でもバッチリ目を引きます。
このお部屋は改装後問い合わせがひっきりなし。
カラーデザイン自体は大してお金かかりませんし、とても効果なのでオススメです。
(石田)